2007/10/21更新
「誰でもコブを楽しく」(その1・その2)
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モーグルインストラクター辻隆さん辻 隆(つじ たかし)
潟Nロスプロジェクトグループの社長にして人気モーグルインストラクター。
 `98年、長野五輪とW杯を制したジョニー・モズリーに、最速ターン理論「ウエイトシフト」をコーチングをしたクーパー・シェルをして『辻は「ウエイトシフト」理論を誰よりも完璧に理解した』といわしめる。この明晰さと、分かりやすく的確なアドバイスが絶大な支持を集める。最新テクニックから、体に優しいテクニックまで、幅広いモーグル技術解説はあらゆるレベルのスキーヤーにお勧めです。
講師からの一言
 『今回の「クロス軸」の話は、必要最小限のパワーで、高速ターンを実現するいわば“オートバイのような”テクニックです。自転車のように筋力で差がでるものではないので、脚力に自信のない人でも体感できるものです。もちろん、どのテクニックが正しいとか、正しくないとかいうものではなく、滑り方の方法のひとつとして、参考にして下さい。』
---今回は「誰でもコブを楽しく」というテーマです。具体的には“体軸”の使い方を工夫して、コブの中で楽にスピードアップさせるというものです。その技術の核心が「クロス軸」です。そして、この「クロス軸」というテクニックに入る前にまず「1軸」、そして、「ラテラル・ムーブメント」という“体軸”を教えてもらいました。その1、その2ではこの二通りの”体軸”についてまとめました。

その1:「1軸(1本の軸)」

『ポピュラーなモーグルテクニックとして「1軸(1本の軸)」という考え方があります。これは、このように(写真@)、肩を雪面に対して水平に保ち、頭からブーツまでまっすぐ軸をつくります。』

『そしてこの状態(写真@)から、肩をこのように(写真A)固定して、雪面と水平を保ったままヒザでターンを切り替えます。』

『この「1軸」ポジションのメリットは、体の真下にスキーを置くことで、素早いヒザの切り替えが可能となることです。しかし、写真Aのようなヒザを傾けてのエッジングは、強い力を雪面に加えられないだけでなく、雪面からヒザに大きな負荷がかかります。そして90年代後半には、それまで常識とされていたこの肩の水平ラインを崩した「ラテラルムーブメント(側方移動)」という新しい技術が、体系化され広く知られるようになったのです。』

その2:「ラテラル・ムーブメント」
『スキーの基本である“外足加重”をモーグルのショートターンで実現するために、それまでの「1軸」とは異なり、肩の水平ラインをあえて外足側に移動させることで、外スキーに効果的に強い力を加えることができるようになります。これが「ラテラルムーブメント(側方移動)」という考え方です。そして、「1軸」(写真A)のように無理にヒザをひねる必要が無く、自然な状態にしておくことで、より強い雪面からのプレッシャーに耐えられるだけでなく、ヒザへの負荷も軽減されるようになったのです。』
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