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豪華講師陣参加の講習会でした

  1月18日・19日・20日の三日間、兵庫県ハチ北スキー場で、『第5回 テレマークスキー関西講習会』とテレマークスキーの試乗会が同時開催されました。講習会の講師は、「TAJ(日本テレマークスキー協会)」創立メンバーで名誉会長の山本由紀男氏をはじめ、理事、公認指導員に加え、テレマークスキーワールド杯ノルウェー大会男子5位の上野英孝選手、’07年全日本選手権総合優勝、’06年ワールド杯GS9位、SP6位、CL10位と輝かしい戦歴を誇る畑あやの選手等「TAJ」強化選手の姿も見られました。
 講習会参加者は100余名、各テレマーカーの技術レベルに応じてクラスが分けられ、初めてテレマークスキーを体験する人から、ポールが設置されたコースを滑走する人まで、充実の講師陣が指導にあたっていました。
 また、試乗会では大阪のスキーショップ「タナベスポーツ」をはじめ各メーカーの協賛のもと、G3、カルフ、オガサカ、K2、キングスウッド、ブラックダイヤモンド、アトミック等の板が70本以上用意され、のべ300名以上がさまざまな板の滑走フィーリングを確かめていました。

テレマーク 試乗テレマーク 板
テレマーク 講習会 TAJ 畑選手 上野選手

ビンディングとブーツに“違いあり”です
 ここ数年、ゲレンデでテレマークスキーヤーを見かけることが多くなってきたような気がします。特に、コブ斜面を滑るテレマーカーの存在はとても印象的で、非常に気になっていました。その滑りのスタイルはアルペンスキーと大きく異なっていますが、道具も同様に、ビンディング、ブーツともにアルペンスキーで使われるものと構造が異なっています。ビンディングは、つま先部分が固定されているだけで、かかとは上に動かすことができるようになっています。また、ブーツも一見するとアルペンタイプのものと同じに見えますが、つま先部分が少し曲がるようになっています。(余談ですが、足首に加え、つま先部分が曲がるので歩きやすかったです。)
大切な内スキー操作
 モーグルスキーに目をむけると、フランスナショナルチームがワールド杯や世界選手権を席巻していた’90年代前半頃には、左右両スキーでエッジングする「同時操作」を使う選手が多くみられました。しかし、その後ターン外足(例えば左ターンであれば右足)に加重する、「交互操作」でスキーを旋回させる技術が一般的になります。とはいうものの、コブからのショックを吸収する上では、依然内足のスキー操作が重要であることには代わりはないようです。
実は“下心”が・・・
 大阪「タナベスポーツ」のテレマークスキーのアドバイザーで、自然写真家の宋氏に『テレマークスキーは内スキーの操作が大切ですよ。』という一言を聞いた時、 「テレマークスキーをする→内スキーの操作が上達する→だから、(テレマークスキーをすると)モーグルが上達する」という三段論法が頭の中で出来上がりました。モーグルスキーでも内スキーの使い方が大切であることは、前述のとおりですが、そんな“下心”でこのテレマーク講習会に取材という形で参加しました。

いろいろな動機
 実際、テレマークスキーを始めたきっかけは、人により様々なようです。「知り合いに誘われてテレマークスキーを始めた」という人、「冬山登山からテレマークに興味を持った」という人もいれば、「学生時代クロスカントリーをしていた」という人も。なかには、「もともとモーグルをやっていたけど、大屋スキー場サマーゲレンデで、ワールド杯レーサー上野選手がテレマークでウエーブ斜面を滑走するのを見てやりたくなった」という人も。
テレマークスキ 板 テレマークスキー ブーツ テレマーク デモ滑走 テレマー ク講習会風景

TAJ
テレマークスキーの可能性
   テレマークスキーは、かかとを動かすことができるスキーです。このかかとを動かせるということが、アルペンスキーと一番大きな違いではないかと思います。この動きは、アルペンになれていると“不安定な動き”と感じるかもしれません。例えばビンディングより前に体がでると、ジャンプ競技の飛行姿勢のようなカタチで前方向にコケます。
 またスキー操作においての特徴は、外足をダイナミックに前に出し、内足(つま先部分)と、前に踏み出した外足の中間に上体(重心)をセットして、ターンを行うという点だと教えてもらいました。
 実際に体験して感じたのは、内足の使い方の重要性です。アルペンスキーであれば、外足の上に上体がくれば、内足は浮かしてしまっても問題はありません。でも、テレマークスキーでは外足を前に出すため、後ろにある内足が上手く使えないと、上体を支えることが出来ませんでした。
 かかとを動かすことによって得られる幅広い運動動作、そして躍動感あふれるテレマークの滑走スタイルは、スキーの可能性と魅力を一層ひろげていくのではないかと思いました。

 1月19日、20日の二日間、空は分厚い雪雲に覆われていました。でもそのかわりに、雪質は良好でした。
  右の写真は「ハチ北スキー場 中央ゲレンデ」を埋め尽くすテレマークスキーヤーです。リフト運行が終了した夕暮れ時、130名のテレマーカーが、一斉に滑り降りてくる様子はまさに壮観でした。
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