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じめに

去る3月15日、K2来期モデル試乗(ちょっと使ってみました vol.4/5/6)の際のことです。岐阜県にあるダイナランドスキー場の「α(アルファ)ライナー」リフトを左手に降り、ダウンヒルコースの頂上で、各リポーターが試乗モデルに履き替え、滑走を始めようとした時のことです。
「オオォォ!板がムチャクチャ良く滑る!」
と、第一声。なかには、
「板そのものの性能以前に、試乗板のコンディションが良すぎて、純粋に板の比較リポートができないかも・・・。」
とコメントするリポーターも。確かにこの時に試乗した3本の板はどれも完璧に手入れされていました。
 試乗に参加してくれたリポーターと、普段の手入れについて話を聞くと、板を買った当初は液体ワックスをマメに塗ってたけど、最近はそれすらしてない。」というリポーターも。
 そこで、今回の特集では板のメンテナンス、特にワックスがけについてリポートします。
大阪のスキーショップ『タナベスポーツ』の協力のもと、アイロン、固形ワックスを使ったワックスがけの仕方を教えてもらいました。
回使用した道具
■ブラシブラシ
『ワックスを塗る前に滑走面の汚れを取ったり、ワックスを塗った後、余分なワックスを取り除く際に使います。今回使用したものは毛先がナイロンでできているものです。この他、毛先がスチール性のものもありますが、スチール製の場合、汚れをしっかり落とす反面、ワックスを塗った後に使うと必要なワックスまで落としてしまうので注意が必要です。』
価格は1千円~5千円程度。
 ■ワックス
ワックス
 『ワックスがけの理想は、複数回塗るのがお勧めです。まずベースワックスで下地を作ってから、重ね塗り用ワックスを塗布します。二度塗りしないというのであれば、下地用ワックスを選ぶとよいと思います。また、雪温によってお勧めのワックスは異なります。どれを選んで良いか分からない場合は、万能タイプのものを選ぶのが無難です。』
価格は1千円~5千円程度
 ■スクレーパースクレーパー
『ワックスを塗った後、余分なワックスを取るのに使います。厚さや大きさがいろいろあります。厚すぎるとしなりにくく、使いづらいかもしれません。4mm厚がお勧めです。また、このスクレーパーの大きさは、手の形、大きさによってお勧めのサイズは異なりますが、手にとってみて、やや大きめのものを選ぶと良いと思います。』
価格は5百円~1千円程度。
■アイロンアイロン
『固形ワックスを溶かして、滑走面にワックスを塗りこむのに使います。』
価格は6千円~1万円程度。
 ■ファイバーレーンプロファイバーレーンプロ
『アイロンに張って使います。その効果は

①板の滑走面がアイロンの熱で傷まないように
保護する。
②ワックスをまんべんなく塗る。
③滑走面のゴミを取る。

このファイバーレーンプロがワックスを上手に塗るコツです。これがなくても、作業ができなくはないですが、衣類のアイロンがけと同じで、熱に弱い素材のものをアイロンがけするとき“あて布”をしますよね。アレと同じで、スキー板の滑走面に直接アイロンを当てると傷めてしまうのでこれを使うことをお勧めします。ちなみに、このSWIX(写真左黒色の箱)で100枚入りです。』

価格は1千円程度。
ックスがけの手順(今回の手順は、アイロンを使ったワックスがけの入門編としてできるだけシンプルな作業工程を教えてもらいました。)
スキー板 ワックスがけの手順 スキー板 ワックスがけの手順
スキー板 ワックスがけの手順スキー板 ワックスがけの手順
スキー板 ワックスがけの手順
れこれ質問してみました

問. 簡易ワックス(液体ワックス、ペースト状のワックス)はとても作業が楽で便利ですが、効果は?

答. 『滑走状況によりますが、数本滑ったらワックス効果がなくなってしまうことも。「アイロンを使ったワックスは面倒だけど、一日中ワックスを効かせたい。」というのであれば、スキー場に簡易ワックスを持っていって、例えば休憩ごとにワックスを塗りなおす必要があると思います。』


問. 簡易ワックスの液体とペースト状のワックス効果の違いは?

答. 『持続性という点では液体ワックスも、ペースト状のものもあまり差は無いと思います。』


問. ワックスはやはり二度塗りですか?

答. 『断然二度塗りがお勧めです。手間はかかりますが。(笑) 基本はベースワックス(下地塗り用)を使います。それから重ね塗り用のワックスを使用します。この時、ワックスは同じメーカを選ぶほうが無難だと思います。難しいのは雪温に応じたワックス選びですが、分からないことがあればお店で聞くと良いと思います。』


問. スキーを終えて、車に板を積んで家に帰ってみるとすでにエッジがサビていることがありますが、サビないようにするにはどうしたら良いですか?

答. 『なによりもスキー板をしまう前に、しっかりと雪や水滴を落とすことが大切です。少し面倒ですが、車に積む前にエッジ部分だけでもワックスをかけておくと良いと思います。また、ペンタイプのエッジのサビ止めも市販されているので、それを使うのも良いと思います。』


問. シーズンが終わって板を保管する前はどんなメンテナンスをすれば良いですか?

答. 『しっかりと汚れを落としてから、ワックスがけをして、それから保管するのがベストです。』
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